在宅医療(訪問診療)HOME MEDICAL CARE

在宅医療(訪問診療)

最大のメリットは住み慣れた自宅で、近しい家族やペットと過ごすことができる点です。
残された時間を望む場所で望む形で自分らしく過ごすことができるというのはとても大切なことです。自宅という場所でどこまで医療を提供するのか、常に本人やご家族の気持ちを大切にしながら共に歩みたいと思います。

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在宅医療(訪問診療)在宅医療(訪問診療)

救急専門医の資格を有する医師と看護師、医師アシスタントが毎週もしくは隔週でご自宅へ訪問いたします。

ご自宅においても外来診療とは変わらないエコー、心電図、採血などといった検査や点滴・注射・床ずれ防止の処置まで幅広く対応します。より高度な人工呼吸器の管理や在宅酸素療法、中心静脈栄養管理にいたる重症患者様やターミナルケアを必要とされる方も対応することができます。

救急専門医の資格を有する医師と看護師が毎週もしくは隔週でご自宅へ訪問いたします。救急専門医の資格を有する医師と看護師が毎週もしくは隔週でご自宅へ訪問いたします。
救急専門医の資格を有する医師と看護師が毎週もしくは隔週でご自宅へ訪問いたします。救急専門医の資格を有する医師と看護師が毎週もしくは隔週でご自宅へ訪問いたします。

夜間・休日を問わず24時間・365日体制でサポートします

通常の定期訪問診療に加え、体調不良時には患者様専用緊急ダイヤルに電話を頂くと夜間・休日を問わず24時間・365日体制で電話による指示や緊急往診などの対応をいたします。
また、万が一救急搬送が必要と判断された場合には救急車や搬送先の手配を行い、状況によっては医師が救急車に同乗いたします。また点滴や傷の処置などの継続的な管理が必要となった場合には、地域の訪問看護ステーションと連携してサポートいたします。

“○○しない”という選択

私たち医療従事者が患者さん本人やご家族たちに安心していただくためには、常に他の選択肢があるということ、リスクやできるだけ細やかな情報提供を行うこと、日々移りゆく心の揺れに私たちが寄り添っていくことだと考えています。

“○○しない”という選択“○○しない”という選択

例えば、胃瘻をする時のリスク、胃瘻をしない時の世界はどうなのか。いざ胃瘻が必要になった時に、ご家族の気持ちが変わるかもしれません。「やっぱり…、でも、本人はどうなのだろう…どうしよう…」たくさん悩むことがあります。それは当然です。胃瘻造設をするか、しないか悩んでいる間に亡くなってしまうこともあります。胃瘻造設をしても亡くなってしまうこともあります。このような正解が無いことに対して、我々ができることは、常に信頼できる存在であることではないかと思います。蘇生処置・人工呼吸・胃瘻・点滴など何かをするということだけでなく、何かをしないという選択も含め、最期まで本人とご家族の気持ちを大切にしながら共に歩み支えていきます。

自宅での看取りについて

私たちが考える看取りとは、死ぬまで家で生きた確率ではなく、「とことん家で生きることを支えた結果、最期の場所が家になった数」だと考えています。「その人らしく最期を迎える」ということは、その人の生き方や人生をまるごと見ていくことです。本人だけでなく共に過ごしてきたご家族・親族の方々を含め、残りの時間をどう過ごしていくのか、どうしていくことが本人にとって安心できるのか、その人らしい最期を迎えられるよう、各職種と連携をとり、丁寧なヒアリング・説明、サポートをいたします。

  • 適切な説明と一人ひとりの人生会議(ACP|アドバンス・ケア・プランニング)
  • 最期まで本人・ご家族の不安を少なくし、生活ができる環境づくり
  • 苦しみを和らげる医療ケア言葉かけ
  • =医師・ケアスタッフ
  • =医師
  • =ケアスタッフ
診療実績・看取り件数

医療体制

がん末期やALSをはじめとした神経難病や気道管理・人工救急管理に関するご相談を多くいただいています。
できるだけ一人ひとりの希望をかなえる医療体制を整え、常に良い医療を積極的に取り入れています。
当院の医療体制を一部紹介します。

  • 超音波画像診断装置・
    ポケットエコー

    超音波画像診断装置 ポケットエコー超音波画像診断装置 ポケットエコー

    エコーを用いてお腹の状態を見て腹水が溜まっていないか?などを確認します。在宅医療では腹水穿刺を希望される方も多くいるため対応できる体制にしています。

  • レントゲン

    レントゲンレントゲン

    ご自宅でのレントゲン撮影を行い、その場で撮影した画像の確認、過去画像との比較が可能です。誤嚥性肺炎の可能性や胸水の有無などを確認します。

  • 血液ガス分析器

    血液ガス分析器血液ガス分析器

    呼吸が苦しいという訴えの時などに、動脈から血液を採取し、血液中に含まれる酸素や二酸化炭素、PHなどを測定し肺が正常に動いているか確認します。

  • 気管カニューレ交換

    気管カニューレ交換

    呼吸困難を救う目的で気管とその上部の皮膚を切開して気管にカニューレを挿入し気道確保を行います。

  • PCAポンプ

    PCAポンプPCAポンプ

    皮下注射により、症状を管理します。症状がある場合にご本人またはご家族がボタンを押すことで、安全かつ効果的な量の鎮痛剤や鎮静剤が投与されます。

  • IPV(パーカッショネア)

    IPV(パーカッショネア)IPV(パーカッショネア)

    加湿された空気をポッポッポという感じで気道内に送り込み換気改善と、喀痰排痰を促します。

相談から利用までの流れ

入院中の方、在宅療養中の方それぞれの状況に合わせたサポートを行います。

  1. STEP1

    お問い合わせ

    • 入院中の方
    • 在宅療養中の方

    直接当院までお問い合わせいただくか病院の地域医療連携室や担当のケアマネージャーへご相談ください。

  2. STEP2

    退院前カンファレンス同席

    • 入院中の方

    入院時の病状や服薬状況について、入院先の主治医・看護師・リハビリスタッフなどと情報交換や退院後の留意点など医療従事者並びにご本人・ご家族で打ち合わせを行います。その際に当院からも専門のスタッフがお伺いし、ご家族との面談が可能であれば行います。

  3. STEP3

    事前訪問

    • 入院中の方
    • 在宅療養中の方

    訪問診療開始前に事務スタッフや看護師が説明に伺います。
    事務スタッフが在宅医療の内容や費用について、ご説明とお手持ちの保険証の確認を行い、同意していただいた上で訪問診療日の設定を行います。また看護師も同行し、在宅療養生活においてお困りのことやご家族の心配事、既往歴、服薬内容の確認などを行います。わからないことは遠慮なくご相談ください。

  4. STEP4

    訪問診療スタート

    • 入院中の方
    • 在宅療養中の方

    事前情報をもとに医師・看護師による訪問診療を開始します。今後の診療計画やご自宅の環境確認、整備を行います。ケアマネージャーや在宅療養を支える多職種チームには同席していただき、患者様にかかわる医療・介護従事者間での打ち合わせを行い、スムーズに各職種が連携できる体制を構築します。

    在宅療養中の方へ

    かかりつけ医や病院の主治医からの紹介状・診療情報提供書をお持ちであれば、スタッフへお渡しください。