2025年11月29日(土)に、宗像市立河東西小学校にて開催された「子ども大学の日」の職業体験学習に参加させていただきました。
当院からは、「医療探偵」と題した体験学習を企画し、小学4年生~6年生の28名の生徒さんにお集まりいただきました。
謎解きで学ぶ「訪問診療」と「在宅生活のサポート」
今回のプログラムでは、子どもたちが「医療探偵」に扮し、「おばあさんの転倒事故の真実を探り出せ」というミッションに挑みました。提示された謎を解き明かしながら、訪問診療や在宅での生活を支えることの役割を楽しく学んでもらいました。


実際に触れて学ぶ!医療機器体験
謎解きの途中には、実際に血圧測定をしたり、聴診器を使って自分の心臓や呼吸音を聴いたり、体温や酸素飽和度を測定する体験を織り交ぜました。
参加した子どもたちは、転倒したおばあさんのバイタルサインと、自分たちの元気な時のバイタルサインを比べながら、医療の視点を深めていきました。

驚きの発見と、嬉しい学び
最後にみんなで答え合わせを行いましたが、私たち医療者側が思いつかなかったような、ハッとするような鋭い意見が子どもたちから飛び出し感心させられるシーンもありました。
限られた時間ではありましたが、子どもたちが目を輝かせて謎解きに取り組む姿がとても印象的でした。
今回の体験を通じて、「訪問診療」は単に病気を診るだけでなく、「在宅生活に寄り添い、ご家族とともに生活を整える役割」を担っていることを、子どもたちがしっかりと学んでくれたことが、私たちにとって何よりの喜びです。
今後も、地域の子どもたちが医療や福祉に関心を持ち、将来の選択肢を広げられるような活動を続けていきたいと考えています。
この場をお借りし、貴重な学びの機会をくださった河東西小学校の皆様に心より感謝申し上げます。

